毎年、年が開けるといよいよ卒業式が近づき、高校・大学の友達とお別れの時期がやってきます。
これまで同じ道程を、3年・4年間も共にした仲間と別々の進路に進む前の最後の思い出を作る。
その代表格が“卒業旅行”ですが、わざわざ卒業旅行に行く必要があると思いますか?私自身は卒業旅行に行かなかったのです。
卒業を記念にして旅行するということの意味が分からないと思う方々は、そもそも行きたいと思わないということです。
私も含めて、こういう人たちは旅行でお金を使うよりも近くで買い物や、家でゆっくりすることの方が充実しているように思うのです。
旅行?面倒だな、わざわざ遠出する必要もない。そんな思いもあって当然でしょう。
今回は卒業旅行に行かない人の割合や理由、行かない場合にどのように過ごすのかを調べてみました。
卒業旅行に行かない
私自身が卒業旅行に行かなかったので、何となく行かない人の気持ちはわかります。
「時間とお金の無駄」
これが私の本音でした。なぜ忙しい中で、大金をはたいて、旅行に行くのかがわからなかったのです。
卒業旅行に行かない人の割合
すばり、卒業旅行に行かなかった人の割合を調べてみました。
LINE Research Platform × 博報堂共同研究プロジェクト『若者インサイトラボ』が2017年3月に行った「卒業旅行に関するアンケート」結果です。
大学・専門・短大・院…40%
高校・高専…76%
中学…63%
この調査は3月の上旬に行われていますので、最終的には卒業旅行に行かなかった人の割合は、もう少し減るでしょう。
実際に行かない人の割合は、20歳以上の人でも40%はいるようです。逆に言えば、3人に2人は卒業旅行に行っているとも言えます。
行かなかった理由
卒業旅行に行かなかった理由は、以下のような割合になっています。
・行く時間がなかった…30%
・行きたいと思わなかった…25%
・経済的に行く余裕がなかった…24%
・一緒に行く友だちがいなかった…21%
実際には、複数の回答が組み合わさっている場合が多いと思います。
「忙しいし、別に行きたいと思わない。無駄にお金を使う気もないし、そもそも一緒に行くような親しい友人もいない」というのが本音ではないでしょうか。
卒業旅行に行かない場合の過ごし方
卒業旅行に行かない人は、それだけ時間的にも経済的にも余裕がないとも言えます。しかし、卒業旅行に行かなかったことで、その時間やお金を別のところに使うことが出来るようになります。
運転免許をとる
運転免許をまだ持っていない人は、卒業前のこのタイミングで取ることをお勧めします。社会人になるとなかなか取りにいく時間がありません。
この卒業を前にして比較的時間にゆとりがある時ですと、合宿最短15日間で取れたりします。
社会人になってから新たに免許を取ろうとすると、なかなか思うように休みが取れずに1年近くもかかることがあります。
卒業旅行に行かない人は、車を運転する予定が有る無し関係なく取りに行くことをおすすめします。
特に免許は本当に取っておいた方が仮に運転しなくても身分証明書にもなっており、役立ちます。
アルバイトをする
バイトをすることは、大きく分けて2つの意味があります。
まず一つ目は、言うまでもなくお金が貯まるということです。私も経済的にあまり余裕がなかったために、卒業前に比較的時間の空いているときには積極的にアルバイトをしていました。
もう一つは、社会に出で働く上での経験を積むことが出来るからです。バイトと言えどもお金をもらっている以上は、本当の仕事と同じです。
場合によっては、実際の社員のように重宝されたり、責任ある仕事を任されることもあります。そしてなりより、自分自身の対応力や適応力が上がり経験値も獲得できます。
資格や語学の勉強をする
こちらも免許と理由は似ていますが、社会人になるとやりたいと思ってもなかなか時間が取れないものです。特に語学の勉強はやっておいて損になることはありません。
英語は世界共通の言語、中国語は世界で人口が一番多いので、これから語学スクールにでも通おうと考えている方には、英語、中国語、韓国語はおすすめです。
卒業旅行とは?
「卒業旅行」とは高校や大学、専門学校などの学生が、卒業を記念して旅行すること。一言で表すと「人生の一区切り」とも言えるでしょう。長い人生の中、色々な出来事がありますが、お世話になった学校からの卒業、学生から社会人へと進化するこのときは大きな区切りとなります。
ただ、学校の必須行事ではない卒業旅行は「行く・行かない」の選択を個人にゆだねられるため、行く人と行かない人に分かれるでしょう。
卒業旅行に行かない理由として、まだ就職先が決まっていないという場合もあります。まだに内定を貰っていない学生からすれば、卒業旅行の事を考えている余裕はありません。
私は卒業旅行に行かなかった。でも…
私は卒業旅行に行きませんでしたが、やはり、大学生のうちに仲の良い友達と卒業旅行に行かないと後悔してしまう人もいることでしょう。
旅行にいくのは、卒業してからもできると思っているかもしれませんが、社会人になるとまとまった休みを取る事は難しいのが現実です。
海外旅行などの遠出になるとまとまった休みがなくては行く事は出来ません。
その為、時間もある大学生のうちに仲の良い友達と卒業旅行をしておいた方が良いという考え方は否定はしません。学生時代に一緒に勉強したり部活をしたりと過ごしてきた友達の存在はかなり大きいと思うからです。
自分に合った選択を!
卒業旅行に行く、行かないは当然ですが個人の自由です。ただ、後々のことを考えて後悔のない選択をしてほしいと思います。
卒業旅行という名目で何度も旅行に行き、無駄に出費を重ねたが、あまり得るものはなかったという人もいるのは事実です。その一方で、親しい友人とのんびり旅行できなかったことを後悔している人もいます。
私は卒業旅行には行かない決断をしましたが、後悔はありません。行った人をうらやましく思うこともありませんでした。
私は旅行の代わりに、自分のペースでのんびりと過ごすことを選んだのです。アルバイトに励みながらも自分の時間を満喫することが出来ました。
まとめ
最近は、以前に比べると卒業旅行に行かない人が増えているということですが、まだ6割以上の方は旅行に行っています。
せっかくの機会なので旅行に行くことのも良いと思います。また、それぞれの事情があると思うので、旅行に行かないという選択もありでしょう。
そして何よりも卒業か決まって、これから社会に旅立とうとする直前の時間を自分自身のために有意義に使って欲しいと思います。
何もせず過ごすより、何か目的を持って行動する方が必ず自分の為になるからと思うからです。
社会人になってからでは思うように時間が取れないものです。後悔しないようにしっかりと計画を立てて過ごしましょう。
(おわり)
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