とうもろこしは甘みがあり、食事だけでなくおやつにもされています。腹持ちもいいので、ダイエットのときにも役に立ちそうなイメージがあるのではないでしょうか。
とうもろこしは、食品の分類上は淡色野菜なので野菜の仲間だといえます。
一方で、成分を見てみると平均的なとうもろこし1本(150グラム)中に約25グラムの炭水化物が含まれています。
そして、その炭水化物中の糖質の割合が高い傾向があります。
野菜の中では炭水化物が多いのですが、ご飯1膳分に含まれている量と比べるとおよそ半分なのです。
糖質の割合が高い分、太りやすいのかも・・というイメージを持っている方も多いですが、適量を食べるのであればそこまで心配する必要はありませんね。
とうもろこしの栄養素
とうもろこしは、様々なビタミンやミネラル、食物繊維を摂ることもできますし、その中でも葉酸を多く含んでいるのは特徴です!
細胞の修復や合成、赤血球の合成を助ける力があり「鉄欠乏性貧血」の対策として、正常な赤血球を作り出すお手伝いをしてくれます。
食事制限やダイエットをしていると、どうしてもビタミンやミネラルが不足しがちになりますよね。
おやつなどにとうもろこしを上手に取り入れることで、健康的にダイエットに取り組むことができるのではないでしょうか。
とうもろこしは様々なビタミンやミネラル、食物繊維を多く含むダイエットに適した食材なのです。
2つの食物繊維
食物繊維には2つの種類があることはご存じでしょうか?
1.水溶性食物繊維
2.不溶性食物繊維
とうもろこしは後者の不溶性食物繊維を多く含んでいます。
水溶性食物繊維は海藻類などに多く含まれ、胃の中に長くとどまることで食べ過ぎを防ぎ、糖質の吸収をおだやかにしてくれる働きをします。
一方で、とうもろこしに含まれる不溶性食物繊維は腸の中で水分を吸収してふくらみ、腸のぜん動運動を促してくれる働きをします。
便秘改善にも力を発揮してくれそうですね!
便秘改善や美肌にも効果あり
とうもろこしの食物繊維量は、一般的に含まれている量が多いとされているさつまいもよりも多いのです。
善玉菌を増やして腸内環境を整えてくれる働きもありますので、美肌にもよい効果が期待できそうですね!
ただ、野菜の中ではカロリーが高いので、とうもろこしを一度にたくさん食べ過ぎてしまうのはよくありません。
とうもろこしは野菜の様な存在感がありますが、実は植物になるのです。世界各国で非常に需要があり、主食としても人気があり、様々なレシピに使え、栄養も入っている万能な食べ物になります。
その他にも、加工をする事で、朝の栄養補給に食べるコーンフレークにして商品化したり、油や、お酒にも使われますし、とうもろこしの髭の部分では、お茶にも使われています。
カリウムも含まれている!
とうもろこしが持つ、効能はむくみ持ちの方にオススメされます。
とうもろこしに含まれる栄養成分にはカリウムが含まれています。他の野菜で比べてみると、トマトやキュウリを超えるカリウムが含まれており、むくみ以外では、高血圧にも効果があるそうです。
とうもろこしが便秘改善にいい理由
とうもろこしにはマグネシウムが栄養として入っているので便秘にいい!
とうもろこしに入っている栄養成分の中の食物繊維は100グラムにおよそ、3グラムも入っているのです。
その効能は、便秘解消にも役立っているのです。更に、マグネシウムと言う成分も含まれているので、便を柔らかくしますし、便秘の予防と改善にも繋がる効果があります。
ビタミンなどの栄養もたっぷり!
とうもろこしに含まれる栄養成分にビタミンB群という成分がある為、これらは、代謝と血流の両面から身体の冷えに効果があるので、冷え性や、貧血の方に効能があると言われています。その他の栄養成分の中に含まれるビタミンEがくすみや乾燥の予防になるそうです。
とうもろこしの選び方、料理法
とうもろこしには様々な栄養素が含まれることがお分かりいただけたと思います。しかし、美味しいとうもろこしの選び方は?最適な調理法は?ダイエットに効果はあるの?など、まだまだ疑問があると思います。
そんな疑問にお答えしていきたいと思います。
髭の数と色に注目
まず、とうもろこしを選ぶ際は、髭の数と実の数は同じになりますので、なるべく髭の色が濃く、数も多い物を選んで下さい。
そうすることで、中までぎっしり身のつまったとうもろこしを選ぶことが出来ます。
料理する時のポイント
茹でるより蒸す!
調理する際の注意点は、とうもろこしの栄養素は水に溶けてしまう成分が多く含まれているので、茹でて調理をするよりも、蒸して調理するほうが、より栄養価を残す事が出来るのです。
また他の食べ物と組み合わせをする事で、栄養を高め新たな効能を生み出します。
とうもろこしのお茶!
とうもろこしの実の部分を使ったお茶を、コーン茶と言い、髭の部分を使ったお茶を、とうもろこしのひげ茶と言います。これらの栄養が、利尿作用や血圧降下作用を働いてくれると言われています。
バランスが良いのでダイエットにおすすめ!
とうもろこしのカロリーは、お米や、パンと比べれば低い方になりますが、野菜類の中で比べると高めなので栄養成分は主に、糖質になります。
しかし、ダイエット中に起こりやすい便秘には、効果がありますので、とうもろこしを中心にダイエットをするのではなく、補助して貰う形で取り入れると、栄養価も高いので、バランスが取れたダイエットを行えると思われます。
とうもろこしのひげの栄養価は、漢方としても役立っているのです。とうもろこしのひげを干した物を、南蛮毛や玉米鬚と言い、コレステロールを下げてくれます。また、前述したように利尿作用やむくみ改善にも効果があるのです。
まとめ
とうもろこしは、世界3大穀物の一つで、世界中で食べられている食べ物であり、食料以外でも用途があります。
品種によっては、糖度の高さがメロンを超える程甘く、栄養もあります。
とうもろこしに含まれる栄養価は非常に豊富で、利尿作用や、コレステロールを抑えたりなどのすぐれた効果が期待できます。
そして、ダイエット中の補助食材として食べれば、栄養もあるので、バランスが取れたダイエットが出来ることでしょう。
とうもろこしは、数多くの品種があり、それぞれに高い栄養素が含まれています。とうもろこしだけを食べる事は、糖分の取りすぎや栄養バランスがくずれてしまうことになりますが、使いやすく、食べやすいので、是非、毎日の食卓の中に取り入れてみて下さい。
(おわり)
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